心臓血管外科・下肢静脈瘤

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下肢静脈瘤について

下肢静脈瘤とは、足の血管がふくれてこぶの様になる病気です。男性よりも女性に多く、また年齢が上がると症状を持つ人の割合が上がります。30歳以上の女性で出産歴3回以上、家族に同じ症状の方がいる(いた)方は要注意です。

《以下のような症状はありませんか?》

  • 足がよくつる、むくむ、重だるい、疲れやすい
  • 足の皮膚が茶色になる
  • 足にかゆみがある、湿疹ができる
  • 足の血管がこぶのように膨らんで目立つ
  • 足の血管が浮き上がって見える

下肢静脈瘤は長い期間をかけて進行していくことがほとんどです。しかし、自然に治ることはありませんので、だるさやむくみなどの症状が日常的に起こり、患者さんを苦しめます。また、足にこぶの様な血管が目立つ見た目の問題もあります。さらに、うっ帯性皮膚炎による色素沈着、潰瘍形成(写真参照)等を生じてきます。

  • 下肢静脈瘤によるうっ滞性皮膚炎

  • うっ滞性皮膚炎潰瘍形成

  • 高位結紮術後再発

  • 網目状静脈瘤

静脈瘤ができる原因

血管には動脈と静脈の2つがあり、動脈は心臓から送られる血液を全身に運び、静脈はその血液を心臓に戻す役割を担っています。静脈には「弁」と呼ばれる、足のつま先から重力に逆らって心臓に血液を戻すとき、逆流を防ぐストッパーが存在します。この「弁」が正常に働かなくなることで、足に血液が溜まり、血管の不調につながります。

  • 長時間の立ち仕事が多い
  • 年齢が上がり、体力が衰えた
  • 30歳以上で妊娠・出産を3回以上経験
  • 家族に同じ症状の方がいる(いた)※遺伝

このような方に多いとされています。

日帰りで手術を行うことが出来ます

当院では、経験豊富な専門医による日帰り手術を行っています。
下肢静脈瘤手術の際、痕がほとんど残らず目立たなく、体への負担が少なく安全に、日帰り治療で費用負担も少なく、術後の満足度の高い治療となるように日々取り組んでおります。また、レーザー治療は片側20分程度で、治療後はすぐにご自分で歩いてそのまま帰宅となるため、安心して受けていただけます。

手術の種類

レーザー血管内焼灼術(保険適用)

半導体レーザー、又はラジオ波(高周波)による手術です。レーザー光の強いエネルギーが、静脈壁の中で吸収されて高熱に変わり、この熱で傷んだ静脈を焼灼します。

ストリッピング手術は静脈を体外に取り出してしまいますが、レーザー治療では、流れなくなった静脈はそのまま体内に残ります。
しかし、もともと自分の体の血管ですので、問題はありませんし、術後の疼痛や、前述した出血や感覚異常の合併症等も格段に少ない(低侵襲)ため、レーザー治療は下肢静脈瘤の標準治療となってきています。

歴史的には、欧米では15年以上前から行われており、本邦では当初、保険診療ではありませんでしたが、平成23年に健康保険適用の治療として認められました。
ただし、厚生労働省が認可した治療装置で治療した場合のみ保険診療が適用されます。杉並すだクリニックではレーザー波長が1470nmの最新機種で、かつ、保険診療が認められる機種を導入しております。

1割負担の患者様 約15,000円
2割負担の患者様 約30,000円
3割負担の患者様 約45,000円
ストリッピング抜去術(保険適用)

静脈瘤治療としては最もオーソドックスな方法で、静脈瘤のある静脈を取りのぞいてしまいます。 手術の痕が少し残りますが、確実に治療することができます。当院では局所麻酔ですむよう工夫しており、入院する必要もありません。術後は歩いて帰ることができます。

レーザーや高周波の治療が行われる以前は、下肢静脈瘤といえばストリッピング手術というほどのものでした。安全性や効果が認められており、100年ほど前から行われている方法です。原理は簡単で、弁が壊れて逆流を生じ、あしに血液が溜まってしまう原因となっている伏在静脈を体から抜き取ってしまうことで、逆流がなくなり、あしの静脈の中に血液が溜まらなくなり、静脈瘤が治っていくというものです。

実際には、足の付け根や膝の裏に2cmほどの皮膚切開をして、逆流の元になっている静脈(主に大または小伏在静脈)を露出して、そこから血管の中に専用のワイヤーを通し、ワイヤーを引き戻すときに伏在静脈を一緒に、切開した部分から体外に取り出します。

逆流してくる血管がなくなるので静脈瘤がなくなるというわけです。この時、地面に植わっている植物を引き抜くと細い根っこがちぎれてしまうのと同じで、細い枝の静脈が切れて皮膚の下で出血するのでうちみのような青あざができたり、血管の周りにある細い神経が傷つくと感覚が鈍くなったり、しびれを感じたりする場合があります。あくまで感覚の神経ですので、筋肉が動かなくなったりすることはありません。切開創の大きさは体格にもよりますが、当院では創を可能な限り小さくし(最小8mm)、術後、経過とともに目立たなくなるように行っております。もちろん保険適用の治療で、日帰り手術です。

静脈瘤切除術

静脈の瘤を小さな傷で取り除く手術です。血管内焼灼術、ストリッピング手術と同時に行うことが一般的ですが、単独で行うこともあります。

手術以外の治療法(手術と併用する場合もあります)

硬化療法(保険適用)

フォーム硬化剤という硬化療法専用の薬剤を静脈瘤の中に注入し、血管の内側に炎症を起こさせ、皮膚の外側から圧迫することで、血管の内腔を無くして詰まらせてしまうことで静脈瘤をなくしていく治療です。その後、閉塞した静脈や静脈瘤は、徐々に縮小して周囲の組織に吸収されて消失してしまいます。くもの巣状静脈瘤や網目状静脈瘤のような細い静脈に発生した静脈瘤の治療に適しています。この治療法だけですべての静脈瘤をなくすことはできません。また、硬化剤による炎症で、部分的に赤く腫れたり、茶褐色の色素沈着を生じたりする場合もあります(多くの場合、経過とともに薄くなっていきます)。治療は外来処置室で行なえ、無麻酔で行い、1回の治療時間は15分程度で済みますが、期間を空けて、何度か繰り返し行わないといけない場合もあります。

杉並すだクリニックでは、細い血管の中にも確実にフォーム硬化材を注入でき、また、針を刺す痛みを最小限にして刺した痕が残らないようにするために、眼科や美容外科で使用している極細の注射針を使用しております。費用は、保険が適用されており、3割負担の方で5,000~6,000円程度です。

1割負担の患者様 約1,800円
2割負担の患者様 約3,600円
3割負担の患者様 約5,400円
圧迫療法(医療用弾性ストッキング)

外へはみ出してこようとするものを飛び出さないように、医療用弾性ストッキングを履いて、抑えておこうという単純な原理の治療方法です。手術を行った後に必ずはいていただくことで治療効果を高めることができます。
この方法は雑巾を両手で絞った状態で水の中に入れても形は変わりませんが、手を離した瞬間に水を吸って膨らんでしまうのと同じで、弾性ストッキングを脱いで圧迫をやめると、元に戻ってしまいます。

根本的な治療ではありませんが、履いていれば足は軽く、むくみも軽減して楽な状態でいられ、病状の進行を遅らすことができます。しかし、なんでもきついものを履けば良いというわけではありません。静脈瘤には静脈瘤用に、リンパ浮腫の治療にはリンパ浮腫用の至適な圧力とサイズがあります。特にこれまで欧米で使用されている製品をそのまま使用することが多かったので、小柄な日本人女性にはサイズが合わないこともありましたが、最近では国産品も増えて選択の幅が広がりました。当院では弾性ストッキングコンダクターの資格を持つ看護師が選び方のポイントや、履き方のコツ、洗濯などのお手入れの仕方などアドバイスしております。

ほかの治療に比べ、安価ですが保険の適用にはなっていません。また、履き続ける根気が必要です。

検査方法について

超音波(エコー)検査

体に弱い超音波を当てて、体の内部に入った超音波が、臓器や組織にぶつかって跳ね返った、反射波(まさに山びこ、エコー)を処理して画像にすることによって、形体を診断します。さらに体内を流れている血液に超音波を当て、反射した音波の周波数が変化する「ドップラー効果」を利用して、血流の速さや、速さの変化を表示します。そこから静脈瘤の位置、深さ、大きさ、逆流の程度、血栓(血の塊)がないか、周りの組織との関係、むくみの程度など多くの情報を得て診断をしていきます。

皮膚にプローブという器具を当て超音波をだし、検査を進めていきます。超音波があたっても痛みは感じません、プローブが皮膚に接触している感じだけです。放射線は使用しませんので被爆の心配もなく安全な検査です。このため繰り返し、行うことができます。レザー治療などの静脈瘤治療中にも、超音波検査装置で確認しながら治療を行います。

杉並すだクリニックでは大病院検査科で使用している、最新機能を搭載した高画質な画像が得られる超音波画像装置(Canon社製 Applio400)を設置しております。

下肢静脈瘤の診察から治療までの流れ

1まずは受付を済ませ、簡単な質問に答えることから始めていきます。

タブレット端末の簡単な操作で、その日の体調、薬によるアレルギーの有無、症状を自覚してからの期間、家族に同じような症状を持つ人がいるか、出産歴など。
ここで得られた情報はすぐに診察室のモニターで確認できる仕組みとなっておりますので効率よく医師へ伝達されます。

2診察室で医師からの問診。正しい診断のため詳細に伺います。

全てのケースに院長の須田が対応致します。
本当に下肢静脈瘤かどうか、まずは問診によって確かめていきます。立ち仕事の脚の疲れが以前よりもひどい、むくみが出やすい、脚の表面に瘤状のボコボコしたものが目立ってきたなど、現状についてお気軽にお話しください。
とにかく脚が重いのを解消したいのか、見た目をきれいにしたいのか、率直な気持ちを伝えて頂くことは、最適な治療法を選ぶ上でも重要だと考えています。

3エコー検査で脚の状態を診て、しっかりと診断を行います。

診察室と扉1つ隔てた検査室で、エコーを使った検査を行います。実際に太ももから下の脚を診るため、女性には必要に応じて専用の簡易なスカートもご用意がございます。院長の目線の高さを患者さまの脚と合わせるため、患者さまはベッドの上に直立し、院長は患者と一緒にエコーの画像を見ながら説明を行います。
ここまでで診断はほぼ確定しますが、患者が理解しやすいよう、診察室に戻ってさらに詳しい説明を行います。
しっかりとご理解いただけるようご説明をいたします。

4手術を開始します、話している間に短時間で終了するものですのでご安心ください。

レーザーを使った手術は、ひざ下の内側、半分の高さより少し上に細い針を刺し、先にストロー状の管を入れてから、レーザーが出るファイバーを差し込んでいきます。また、再発を防止し、瘤の消退を早めるために、瘤切除術を追加する場合もあります。いずれもメスで切開することはありません。注射針を刺した穴から治療をしますので2mmほどの創で済みます。
これを移動させながら傷んだ静脈の壁を焼いていきます。文章にするととても痛そうに感じますが、局所麻酔により、ほとんど痛みは感じません。
手術時間は30分から1時間ほど。その間は絶えず患者さまと言葉を交わしたり、室内に音楽を流したりして、少しでも緊張や恐怖心が和らぐように配慮しております。

5術後はソファで一息ついていただき、普段通りの生活へお戻りください。

手術が終ると、すぐ隣のリカバリー室までご自身で歩いて、しばしの休憩。1人がけの大ぶりなソファにゆったりと腰を落ち着けて、およそ5分程度お休みください。
ソファは電動でリクライニングする仕組みで、同時にひざから下が持ち上がるため、緊張した脚を休めることができます。
この時、医療用弾性ストッキングをはいているので、手術した個所は守られていますのでご安心ください。休憩が済んだら、この日の治療は終了です。
あとは3日後、1ヵ月後の検診にお越しください。